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自由思想は精神病なのか?

Is Free Thinking A Mental Illness?
『自由思想は精神病なのか?』


体制に同調せず自由に思いを巡らせることは精神病なのだろうか。DSM-IV (精神疾患の分類と診断のマニュアル第4版) の新訂版では確かにそうなる。このマニュアルには、『 ODD (oppositional defiant disorder)=反抗挑戦性障害』という新しい精神疾患が特定されており、「持続的な拒否的、反抗的、挑戦的、敵対的な行動様式」と定義されて、権威を疑う・否定的・反抗的・議論好き・怒りっぽい・・などが、その兆候とされている。

精神科医が精神病の診断に用いるDSM-IVは、その版を重ねるごとに数十もの精神疾患が新たに追加されている。私たちはますます病気になっているということなのだろうか。精神的な健康を保つことが、どんどん難しくなっているのだろうか。DSM-IV の著者らによれば、それは今日こうした病気の特定がうまくできるようになったからだという。一方で、時間を持て余している精神科医のせいだという批判の声もある。

DSM-IV では、新たに、傲慢さ、自己陶酔、平均以上の創造性、不信感、反社会的行動などが精神疾患に特定されている。これらは一昔前なら「個性」とされていたものだが、それが今や「病気」なのである。

そして治療法も存在するのだ。

すべては私たちの過剰診断と過剰医療文化の一つの症状である。精神疾患としてDSMに掲載される病気の数は、ここ50年で130から357にまで膨れ上がり、その患者の大半は子供たちである。精神医療産業にとっては貴重な診断ツールであるこのマニュアルは、同時に社会に変化をもたらすものであった。子供のADD (注意力欠如障害)、双極性障害、そしてうつ病の急増は、このマニュアルによってある行動が病的な症状として特定されたことが大きな要因となっている。ワシントンポスト紙はある記事の中で、「もしもモーツアルトがこの時代に生まれていればADDと診断され、薬物治療で不毛なる正常にされていたであろう」と報じている。

反抗挑戦性障害を特定するDSM-IV の診断ガイドラインは子供向けのものとなっているが、大人も容易にこの病気にかかるのである。

自由思想のアメリカ人なら誰しもが気をもむ理由がここにある。

かつてソ連は政治的抑圧のために新しい「精神病」を利用した過去がある。共産党の思想を受け入れない人間は、新型精神分裂症(統合失調症)を発症しているとしたのだ。共産党は間違っているとの考えは幻覚症状であるとされた。彼らは隔離され、強制的に薬を飲まされ、正気を取り戻すための抑圧的な治療が施されたのだ。

DSM-IV の最終版が発刊されて子供のさまざまな精神疾患が特定されると、診断数と薬剤の処方件数が一気にうなぎ上りになった。州によっては子供に強制的にこうした医療を施すことが認められており、精神医療にかからないこと自体が処罰に値する犯罪にすらなっている。こうしたことを思うと、社会の慣行に従わない大人は背筋が凍る思いがするはずだ。

あくまでより良い診断を目指すものであり、他意はない、とマニュアルの著者らは言うが、自由思想や社会に同調しないことに精神疾患のレッテルを張ることには、乱用のおそれも多分にある。

それは抑圧的な状況では即座に牙をむく一つの武器ともなりうるものなのだ。

ソース:OFF THE GRID NEWS
http://offthegridnews.com/2010/10/08/is-free-thinking-a-mental-illness/
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