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米国食品医薬品局 (FDA)、妊娠中の非定型抗精神病薬に関する警告を強化

Antipsychotic_drug_labels_updated.jpg

"The FDA stiffens warnings about atypical antipsychotics during pregnancy"
『米国食品医薬品局 (FDA)、妊娠中の非定型抗精神病薬に関する警告を強化』
ロサンゼルス・タイムズ

February 23, 2011
By Thomas H. Maugh II, Los Angeles Times

FDAは月曜日、妊娠後期の女性が非定型抗精神病薬として知られる薬物群を服用した場合の胎児に対する危険性について、警告ラベルを強化すると発表した。

統合失調症や双極性障害治療薬として使用されるこの薬物群には、エビリファイ、ジオドン、ハルドール、リスパダール、セロクエル、ジプレキサなどの有名な薬も含まれている。

FDAは、ほとんどの医師がすでにこの潜在的な問題を十分認識しており、その周知徹底をはかるのが今回の目的であるとする。

離脱症状、異常な筋肉運動 (錐体外路兆候) 、過剰な眠気、震え、呼吸困難、摂食障害など、こうした薬物に関連する問題のある新生児が2008年10月29日以前に69件、FDAに報告されていたとしている。

報告された幼児の中には数時間あるいは数日で回復したケースもあるが、長期入院を要するケースもあった。

しかし現在妊娠中、あるいは将来妊娠を考える女性がこうした薬剤を急にやめることは、さらに重篤で複雑な問題を引き起こすため急な断薬は避け、医師に相談の上で最善策を講じるべきであると専門家はいう。

前回、2005年に行われたラベル警告の更新では、これら薬剤が高齢者の痴呆リスクを高めるとする警告が強化されていた。

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関西のある大学病院産婦人科に努める看護師の話では、精神科薬を処方されている妊婦が増加しているとのこと。

教師やスクールカウンセラーに精神科受診(薬物処方)を勧められるどころか、生まれる前からすでに薬漬けにされる子供たち・・・。

現代医療、とりわけ精神医療産業は、すでに「人間としての節度・倫理を放棄している」のではないだろうか。

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精神神経学雑誌2010年の112巻11号
特集「最近のうつ病の病型と治療」
『うつ病臨床における「えせ契約」(Bogus Contract)について』
井原裕 独協医大越谷病院

(以下、論文を一部抜粋)
6.「脳の病気」宣言と「えせ契約」
1)「脳の病気」宣言の問題

 うつ病を「脳の病気」と呼ぶことは、今日、再考に値しよう。欧米では、ここまで露骨な表現はしない。「化学的不均衡」"chemical imbalance" という婉曲表現にとどめているが、それでもまこ
とに評判が悪い。脳への言及は、直ちに薬物療法への誘導を示唆するからである。American
Psychiatric Association (APA) は、DSM-Ⅲ発行を機に「神経症性抑うつ」と「うつ病」の二分法を消去したが、その際の公式見解は認識(診断)の限界ということであった。けっしてすべてを生物学的に帰してかまわないということではなかった。しかし、APAは神経症概念の消去という政治的意図を持っていたので、その後急速に生物学主義へと向かった。製薬資本との共同作業がそこに加わり、いつの間にか抑うつは、SSRIの奏功する「脳の病気」となった。こうしてうつ病は、理由のない憂鬱もわけのある悲しみも、十把一絡げに「モノアミン関連脳症」となった。

「うつ病は脳の病気」とは、真実ではない。SSRIの機序から推測して打ち立てられた仮説に過ぎない。十分な立証を経たものではない。このような仮説に過ぎないものをあたかも確立した事実のようにみなすことには、大きな問題があろう。科学的合理性に立脚することを課せられた医師が、アミン仮説に過剰に依存して診療を行うことは、信頼を寄せる国民に対する背信となろう。

DSM-Ⅲの導入による『神経症性/内因性』の区別の消去は、『見たところ区別できない』に過ぎない。「すべてを『脳のせい』とみなしてよい」という意味ではなかった。そのうえ、アミン仮説の根拠となっていたSSRIの効果が、今日疑義に曝されている。「うつ病は脳の病気」との主張は極論であり、「精神医学は科学としての節度を放棄した」とみなされよう。

2)「脳の病気」宣言と「えせ契約」
「うつ病は脳の病気」とのテーゼは、うつ病臨床における「えせ契約」の温床となっている。「うつ病は脳の病気」と宣言すれば、直ちにコミュニケーションギャップが生じる。医師側は、自身の責務を薬物療法に限定させようと思ってこう宣言するが、患者側は、逆にすべては薬で解決してもらえるのかと錯覚する。その際、両者は、重大な事実を隠ぺいする。医学には限界があり、人生のすべての問題を抗うつ薬が解消してくれるわけではないという自明の理である。

このテーゼが危険なのは、精神科医の側に治療者としての不安を脳仮説に固執することで解消しようとする強迫観念としての側面があるからである。脳仮説に対する信念の強さは、面接技術の自信のなさと比例する。だからこそ、一部の精神医学者は、薬だけではどうにもならない今日の状況を見ても、依然として「うつ病は脳の病気」と強弁するのである。
  ーーーー
日本最大の精神医学会(日本精神神経学会)において、うつ病を「脳の病気」とする誤った主張が、薬物治療に対する過剰な期待や誤解を招いたことが指摘された。論文を発表した精神科医は『「うつ病は脳の病気」との主張は極論であり,「精神医学は科学としての節度を放棄した」とみなされよう」と断じた。・・・・


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