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精神治療薬-対人類化学戦争 part 1

"Psychiatric Drugs: Chemical Warfare on Humans- interview with Robert Whitaker"
精神治療薬-対人類化学戦争
-投票によって決められた病気でなぜ人は破壊され死んでいくのか -

原文: http://www.naturalnews.com/011353.html

Saturday, August 27, 2005 by: Terry Messman, citizen journalist
2005年8月27日:インタビュアー / テリー・メスナン (市民ジャーナリスト)



『Mad In America』という画期的な本の著者である調査報道記者のロバート・ウィテカー氏 (Robert Whitaker)が現在取り組んでいらっしゃるのは、広く処方されている抗うつ剤や精神治療薬が原因の苦痛や苦悩を訴える膨大な症例が巨大製薬産業に隠蔽されてきたことで、今、アメリカの大衆がどれほど危機的状況に曝され続けているのかという、なかなか興味深い調査です。

プロザック、ゾロフト、パキシル、ジプレキサなどの名前で知られる薬剤のもたらす深刻な障害や、死にすらつながる副作用を隠し、結果を捻じ曲げるための勝手な試験や、数多くの嘘と隠ぺいによる米食品医薬品局(FDA)の医薬品再評価の腐敗が白日のもとに曝されています。

さらに背筋が凍るのは、自分たちを批判する著名な人物をメディアを使って中傷し、これらの精神病薬によって引き起こされる自殺や早死にするリスクを、勇気を持って指摘しようとする世界的に尊敬を集める科学者や著名な医療研究者ですら、その金と権力を使って追放してしまうという、製薬企業の攻撃的な戦略です。

まずウィテカー氏は、大々的に宣伝されているプロザック、ゾロフト、パキシルなどの抗うつ剤と、ジプレキサなどの新しい非定型抗精神病薬の有効性の偽りの仮面を剥ぐことから始めていらっしゃいます。氏の調査からわかったことは、こうした薬を主要メディアが過剰にもてはやしたにもかかわらず、精神疾患、うつ病治療においては、プラセボ(偽薬)との比較でその効果がかろうじて少し上回る程度であったことです。

さらにウィテカー氏は、これらの新しい精神治療薬が薬物性の精神疾患を引き起こすという、憂慮すべき新しいパンデミックの直接原因の一つになっていると断言されています。精神障害を安定させるはずの処方薬が、脳内化学物質に病理的変化をもたらし、それが自殺、そう病や精神病エピソード、てんかん、糖尿病、膵臓障害、代謝性疾患、早死にを起こす引き金となっていると。

ウィテカー氏は、アルバニー・タイムズ・ユニオンやボストン・グローブ紙にも記事を書かれていた元医療ジャーナリストです。氏が寄稿したボストングローブ紙の有害な精神医療を追及したシリーズ記事は、1998年度ピュリツァー賞の最終候補にも選ばれています。氏が精神医療問題の調査を始められたころには、精神科医療が何十年にもわたって大衆に語ってきた医学の進歩をご自身も信じていたとおっしゃいます。

ウィテカー氏は-「これらの抗精神病薬は進歩した薬で、統合失調症の治療に革命をもたらすものだということを、常識のように信じていました。今までは閉じ込められるしかなかった人たちが、今では"大いに"とまではいかないものの、かなり回復するのだ。医学の進歩だ。とね。」とおっしゃいます。

しかし調査を開始して間もなく、電気ショック、ロボトミー、インスリン昏睡、そして神経遮断薬といった拷問のような精神科診療の新たな本質が見えたことで、科学の進歩といわれていたものが、実は詐欺まがいのものであったことをウィテカー氏は知ります。これを精神科医たちは、精神病を「治療」し、脳内化学物質のバランスをとる治療技術なのだといっているのです。

しかし現実には、脳の高次な機能を故意に損傷させることで"精神疾患"を抑え込もうとする試みに過ぎないことが、これらの治療法に共通することだったのです。そして驚くべき真実は、閉じた扉の向こう側で、精神医学の権威者自らがこれらの治療を「脳損傷治療学」と呼んでいるという事実でしょう。

第一世代の抗精神病薬は、神経伝達物質のドーパミンをブロックし、本質的に多くの高次脳機能をシャットダウンすることで、薬物性の脳病変を創り出していました。事実、ソラジンやハルドールといった抗精神病薬が使用され始めたころは、精神科医自身が、これら神経遮断薬は"化学的ロボトミー"と変わりがないと言っていたのです。

近年になって、プロザック、パキシル、ジプレキサといったいわゆるデザイナー・ドラッグと呼ばれる薬が、古い三環系抗うつ剤や抗精神病薬よりも優れ、副作用も少ないとして、メディアがこぞって取り上げています。何百万人ものアメリカ人がこの話を信じ、これらの新しい薬を購入することで、例えばイーライリリー社などの製薬企業に年間何十億ドルもの利益をもたらしています。

こうした薬によって引き起こされる苦痛や早死にといった悲惨な病例を調査なさってわかったことは、嘘や事実の歪曲、そして賄賂によってでっちあげられた治験をもとに洪水のように行われるキャンペーンによって、何百万人もの消費者が欺かれてきたということ。こうした薬が破壊をもたらすものであると警鐘を鳴らそうとした著名な医学研究者たちが、沈黙させられ、脅され、侮蔑の対象にされてきた事実。

その過程で、米食品医薬品局は、もはや番犬ではなく巨大製薬企業の御座敷犬に成り下がってしまっているのです。

今回、ストリート・スピリット誌は、この精神疾患の新たな"エピデミック"と、私たちをさらに病気にするような薬を売ることで巨大製薬企業がどれだけの利益を得ているのかを、ウィテカー氏にインタビューします。


ストリート・スピリット誌 (以下 SS): 人とのかかわりの中で、以前なら単に恥ずかしがりだとか気にしすぎだと言われたものが、今では精神障害というレッテルを貼られて、パキシルだとか抗うつ剤が必要な社会不安障害ということになってしまっているわけですね。

ロバート・ウィテカー (以下 RW) : そうです。ADHDだとリタリンなどの興奮剤が必要ですよと。

SS: そうなると精神科の患者が増えますが、同時に巨大製薬企業が薬を販売できる対象を増やすことにもなりますね。

RW: そのとおりです。つまり今の現状は、薬市場の拡大に他ならないという一面があります。考えてみますと、可能な限り輪を大きく描いて、精神疾患の境界線を広げれば、精神医療はより多くの患者を獲得できますし、当然薬もたくさん売れるわけです。精神疾患をできるだけ広い意味を持つ言葉で定義して、人が好ましくないと感じる平凡な悲しみの感情や行動を見つけ出し、それに精神疾患というレッテルを張るという、経済的誘因が組み込まれているのです。

SS: ウィテカーさんの調査では、重い精神障害を持つ人が実際に増えているということも示されていますね。少しピンとこないところですが、この増加は新世代の抗精神病薬が過剰投与されているのが原因だとおっしゃっていますね。

RW: はい、全くその通りです。精神疾患のために働けない、あるいは機能障害があるいわゆる重度精神疾患といわれる患者の数を調べました。身体障害のある精神疾患と思われる人の割合を歴史的に見たチャートにしようという考えです。

それでわかったのは、1903年までは、精神疾患で入院したアメリカ人の数は、約五百人に一人の割合です。1955年、つまり近代精神病薬が登場した年ですが、その年までにはおよそ三百人に一人が精神疾患という障害を持っていました。さて、1987年に第一世代抗精神病薬が終わり、以降は現代の精神病薬になります。1955年から1987年の間、つまりソラジンやハルドールといった抗精神病薬や、三環系抗うつ薬(エラビルやアナフラニルなど)の精神病薬が使われ始めた最初の時代です。この間、精神疾患障害を持つとされた人の数は四倍に増加しています。つまり約七十五人に一人の割合で精神疾患障害ありと診断されたのです。

さて、1955年から1987年、この間、精神障害者のケアに関してひとつの転換がありました。1955年、わたしたちは精神障害者を入院させていました。ところが1987年には、すでに社会的変革をへて、保護施設や福祉施設、あるいはある種のコミュニティー・ケアが施されるところに入所させ、精神障害者に生活保護費や身体障害保険金が給付されるようになっていました。プロザックやその他選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の抗うつ剤など、それまでの薬よりも優れていると思われた第二世代精神病薬が使われ始めたのがこの1987年です。その後まもなくジプレキサ(オランザピン)、クロザリル、リスパーダルなどの新しい非定型抗精神病薬が使われるようになりました。

では1987年以降、一体何が起きたのでしょうか。精神障害者の数は増え続け、今やアメリカでは五十人に一人が精神障害者です。考えてみてください。五十人に一人が精神的に障害を持っているのですよ。しかもその数は今でも増え続けているのです。1987年以降、アメリカでは毎年十五万人の割合で精神障害者の数が増え続けているのです。毎日、四百十人が新たに精神疾患という診断を受けている計算です。そんな状態が17年間も続いているのです。

SS: そうなると、ここで一つ明白な疑問が出てきますね。いわゆる奇跡の薬、ワンダー・ドラッグと呼ばれるプロザックやゾロフト、ジプレキサが精神医療で使われ始めたわけです。なのになぜ精神疾患がこれほど急激に増加したのでしょう。

RW: 問題はそこなのです。科学的な疑問です。いまだかつてなかったほど広範囲に奇跡の薬を使い、しかもこれらの効果的とされる薬が現代精神科医療ケアの礎石となっているのですから精神障害が減少するはずなのです。そう考えるのが普通です。

ところが今現実に私たちが目にしているのは、1987年から現在に至るまで精神疾患患者の数は増え続け、アメリカでは三百三十万人から五百七十万人にまで増えているのです。その間、精神病薬に私たちが支払ったお金もびっくりするような金額です。抗精神病薬と抗うつ薬に支払った薬代を合わせると、1986年の五億ドルから2004年には一気に二百億ドルにまで跳ね上がっています。そうなると、これらの薬を使うことで、実は精神疾患の患者数を増やしているのではないかという疑いが出てくるのです。

研究論文を調べてみますと、これらの薬にはその使用結果に明らかな一つのパターンがあることに気付きます。抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、そしてADHD治療に使われるリタリン等の興奮刺激剤-これらすべての薬に同じパターンが見られるのです。共通するのは、短期的、たとえば6週間程度これらの薬剤を使用した場合、治療対象となる症状がプラセボよりもわずかに和らぐ傾向があります。抗うつ剤も、短期間ならプラセボよりもうつ症状を和らげる効果があるのです。

ところが長期の使用になると、うつ症状、不安症状、精神病など、治療対象とされるすべての症状が、どの薬においてもプラセボと比較して悪化しているのがわかります。治療対象となる症状が慢性化し、より一層悪化させているのです。しかもかなり高い割合でそれまでなかった新たな症状や、それまで以上につらい精神病の症状を引き起こすことがあることもわかっています。治すために服用している薬で症状を悪化させているのです。

SS: 回復に効果があると言われて服用した薬で、さらに新たな精神病症状が引き起こされるというわけですか?

RW: まさにそのとおり。一番明らかな事例は抗うつ剤ですね。うつ症状があってSSRIを服用する人は、一定の割合で躁病もしくは精神病的発作を起こしますが、これが薬物性です。広く認識されています。そうなってくると、今度はうつ症状だけでなく躁病や精神病的症状を抱えることになります。そしていったん薬物性の躁病エピソードが出ると、どうなると思いますか? 緊急処置室に呼ばれ、また新たな診断名が下されることになります。今度は双極性障害といわれ、抗うつ薬とともに抗精神病薬まで処方されるのです。その時点で慢性的障害への道を下り落ちることになるわけです。

SS: 現代の精神科医たちは、こうした精神薬は病理学的な脳内化学物質を是正するのだと言ってますが、彼らの言うように脳内化学物質の異常が統合失調症やうつ病の犯人であることを裏付けるエビデンスはあるのでしょうか?

RW: ぜひ皆さんにご理解いただきたいのがそこです。なぜ精神病薬がこれほど長期にわたって解決の難しい影響を及ぼす謎を解くカギがここにあります。統合失調症から話しましょう。こうした薬物が脳内の神経伝達物質、ドーパミンのバランスの崩れを修正する働きがあるというのが彼らの仮説です。

この理論では、統合失調症患者はドーパミンシステムが過剰に働き過ぎており、これらの薬物が脳内のドーパミンをブロックすることでこのような化学物質の不均衡を修正するということになっていました。したがってそこには、例えばインシュリンが糖尿病には効果があるように、自分たちは異常なところを修正しているのだというメタファーが存在するのです。また抗うつ剤に関する彼らの理論は、うつ病患者はセロトニンのレベルが低い、薬によって脳内のセロトニンレベルを上昇させた、従って脳内化学物質のバランスをとったというものです。

まずお断りしておきたいのは、実際に人間の脳内を厳密に調べることでこうした理論がでてきたのではないということです。むしろその逆で、抗精神病薬がドーパミンをブロックすることに気付き、そこからドーパミンシステムの過活動を理論化しただけなのです。抗うつ剤についても同じです。抗うつ剤がセロトニンのレベルを上昇させることに気付き、そこで彼らはうつ病患者はセロトニンのレベルが低いはずだと理論付けしたわけです。

しかしここでぜひすべてのアメリカ人に知ってもらいたいと願うこと、そしてまた精神医療についてハッキリさせておきたいこと思うことがあります。それはいまだかつて一度も精神科医たちは統合失調症の患者にドーパミンシステムの過活動があることを発見できていないということです。いまだかつて一度も精神科医たちはうつ病の患者にセロトニンシステムの機能低下がみられることを発見できていないのです。いずれの精神障害も、それが脳内化学物質の不均衡によって起こっていることを一貫性を持って発見できた精神科医など一人も存在しないのです。精神疾患のある人は化学物質の不均衡があるという話、それはデタラメなのです。そんなことは全く知られていないのです。精神科医がそういう類のことを言うのは、薬を売るためであり、精神疾患の生物学的モデルを売りたいからなのです。

しかしこの点について、逆に明確に分かっていることもあります。こうした化学伝達物質の脳内での働きが、どれほど精神病薬によって実際に混乱を起こしているのかということ。それは分かっています。精神障害と診断されても、それを神経伝達物質システムの問題であるとする根拠はない:精神病薬が神経伝達物質の正常な働きを混乱させる-これが実際のパラダイムなのです。

SS: つまり化学物質の不均衡を修正しているのではなく、広く処方されているこれらの薬が脳の化学物質を混乱させ、病的な状態にしているわけですね。

RW: そうです。有名な神経科学者で元米国国立精神保健研究所の所長を務めたステファン・ハイマン(Stephen Hyman)が精神病薬が脳に及ぼす影響について1996年に書いた論文があります。その中で彼は、すべての精神病薬は神経伝達物質の機能に混乱を引き起こすと述べています。また彼は、外部から入ったこの薬物に脳が反応して通常の機能に変更を加え、それに適応するために一連の補正を行うとも指摘しています。

つまり、抗精神病薬が正常なドーパミンの働きをブロックしているという現実に、脳が適応しようとするのです。抗うつ剤であれば、通常のセロトニン再取り込みが阻害されている現実に対して、脳は補正を加えようとするのです。その適応の過程では逆のことが起こります。つまり、薬が脳のドーパミンを阻害しようとすると、脳はさらにドーパミンの量を増やそうとして、実際にはドーパミン・レセプター(受容体)の数を増やすのです。従って抗精神病薬を服用している人は、結果的に異常な数のドーパミン・レセプターができてしまうことになります。

誰かに抗うつ薬を服用させ、脳内のセロトニンレベルを過剰な高さに保とうとすれば、正反対のことを行っていることになります。それまでの正常なセロトニン量が生産されなくなり、脳内のセロトニン・レセプターの数を減らします。ですから抗うつ薬を服用している人は、しばらくすると脳内のセロトニンレセプターレベルが異常に低くなってしまうのです。それについてハイマンは、このような変化が起きると、その後の患者の脳は「量的にも質的にも正常な状態とは異なる機能の仕方をするようになる」と結論しています。そこでこの元米国国立精神保健研究所の所長、ステファン・ハイマンは、精神薬が病的状態を引き起こしていることを示す脳に、薬剤がどのように影響しているかのパラダイムを提示しました。

SS: 何らかの病理的生化学的な脳内化学物質の不均衡があって精神疾患が引き起こされているのだという精神科医らの主張には、エビデンスがない。それでも奇蹟の薬で治療をすると、それがもとで病理的な不均衡が起きるというのは逆説的ですね。

RW: ええ、こうした薬は正常な脳の化学作用を混乱させるんです。それが逆説なのです。そして本当の悲劇は、こうした薬を化学物質バランサーだとか化学物質修正剤だと称して売り歩きながら、実は全く逆のことをしていることです。異常があると証明もされていない脳を化学物質の異常があるとして人に薬を服用させ、正常な化学作用を混乱させているのです。プリンストン大学の神経科学者、バリー・ジェイコブスは抗うつ薬にSSRIを処方された人に何が起こるかについて、このように述べています。「SSRIは正常な生物学的環境のもとで獲得される生理的範囲を超えてシナプス伝達を様変わりさせる。故にこのような環境下で生まれるいかなる行動的あるいは生理的変化も、セロトニンの正常な生理的働きというよりも病的な働きによるものであると考える方が良いだろう」と。

part 2に続く

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テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
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