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薬に人生を奪われた-精神安定剤にまつわる極秘文書が語るもの

Drugs linked to brain damage 30 years ago


薬に人生を奪われた-精神安定剤にまつわる極秘文書が語るもの

THE INDEPENDENT

"Drugs linked to brain damage 30 years ago"

MPs and campaigners predict class action after failures to mount full-scale research into warnings left millions of patients at risk

By Nina Lakhani
Sunday, 7 November 2010

http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/drugs-linked-to-brain-damage-30-years-ago-2127504.html

インディペンデント紙 (イギリス)

『ベンゾジアゼピン-30年前に脳障害との関連性が疑われていた』
「本格調査は行われず、何百万人をも危機にさらした」 - 議員、運動家らからは集団訴訟を求める声も


のちに何百万人もの人々に処方されることになる精神安定剤には脳傷害を引き起こす場合があることが、すでに30年前には政府の専門家に警告されていた事を示す秘密書類。

アルコールの長期依存による影響と類似する脳の委縮がみられる場合があるとした精神科医による研究報告を受け、1982年、医学研究審議会(MRC)はベンゾジアゼピン類の長期的影響のしかるべき大規模研究に同意。

ところが実際にはそのよう薬の影響を調べる研究が行われることなく、バリウム(Valium)やモガドン(Mogadon)、リブリウム(Librium)などの薬が、不安症、ストレス、不眠、および筋肉の痙攣などの薬として医師の処方は続いた。

国会議員や法律の専門家は、この文書をひとつのスキャンダルであるとし、膨大な額に上る集団訴訟へと発展する可能性を予測する。
イギリスには「知らぬ間に薬物依存」にされてしてしまった人が、現在およそ150万人いるとされ、多くは脳傷害によると思われる症状がある。

1981年、ベンゾジアゼピンを服用する患者に脳の委縮がみられる場合があるとしたマルコム・レーダー医師 (現在は精神医学インスティチュートの名誉教授)からの研究を受け、MRCは著名な専門家と政府代表者による会議を開催。

そして1982年1月、これらの薬(去年の処方数は2000万件以上)に関連する長期服用の問題を調べる研究を行うとする会議からの提言を、MRC 脳科学委員会が受理。

しかしその後は立ち消えとなる。
本紙記者が実際に確認し、「2014年まで非公開」と記されたその文書には、レーダー教授の研究結果が適切に検証されなかった理由についての明言はなかった。
保健省には会議記録も全く残っていない。

「精神安定剤による不本意依存」を調査する国会超党派委員会のジム・ドッビン委員長は、「薬をやめたあとも多くの人が身体的、認知的、そして精神的な問題を抱えた被害者になっている」と言う。

「これこそが、被害者が法的手段に訴えるために待ちわびていた爆弾書類になるものであると確信している。
なぜMRCはレーダー教授の研究に対して適正な追跡調査を全く行わなかったのか、なぜ安全委員会が設置されなかったのか、なんらの詳細な研究もなにもない。MRCはその理由を明らかにする義務がある。
これは一大スキャンダルですよ。」

さらに医療事故訴訟部門のキャサリン・ホプキン法務部長は、「ベンゾジアゼピンの影響を調査しなかったことは、大勢の人を脳傷害のリスクにさらしてきたことになる。
「緊急に調査を行い、その結果が1981年の専門家の示した疑いを裏付けることになれば、国やMRCに対する損害賠償を求める史上空前の規模の集団訴訟に発展する」と付け加える。

最初は全く無害な薬として宣伝され、1960年代における世界初のワンダー・ドラッグ(奇跡の特効薬)として登場したベンゾジアゼピン(ベンゾ)。
それは10年も経たないうちに、イギリスで最も一般的に使われる薬となった。

現在の医師向けガイドラインでは、最長4週間の処方とされる。
しかし、数日の服用でも依存症になることがあり、服用をやめると灼熱感や視野のゆがみ、頭痛や致命的な発作といった禁断症状を起こす場合がある。

数ヵ月、あるいは数年間の服用の場合は、永続的な神経的痛み、頭痛、認識機能障害、および記憶喪失もある。
しかし、MRCが最初にその必要性を認識してから30年たった今も、それが薬物性の脳傷害かどうかを確認する医学的研究が何も行われていない。

昨日、レーダー教授はこう述べた。 「長期の飲酒が永続的な脳の変化を引き起こすことがあるのはわかっていましたから、結果に驚くことはなかったですよ。
しっかりとした大規模研究があってしかるべきであったとは思いますが、それを行う施設もリソースもなかったのです。

ベンゾ研究ユニットの立ち上げも申し入れましたが、断られました・・・特別安全委員会を設置することもできたはずですが、しようともしなかったですね。
その理由をあれこれ考えようとは思いません。
政府の援助には感謝していました。
同じリソースに対して常に競合する利益というのがあります。ですから、まあたぶん、あまり重要視されなかったということでしょうか」

彼はそれからも小規模試験を繰り返したものの決定的な結論には至らず、その後断念。
「他の研究もありましたし、ベンゾ専門というレッテルを張られてしまうのも嫌でね…
もっと先を考えて取り組むべきだったとは…
徐々に処方件数は減るだろうと思っていましたが、一般開業医は相変わらずラムネ菓子でもばら撒くように処方してますね。」

1982年以来、MRCは約20のベンゾジアゼピン研究に資金を供給してきたがそれは主に動物を対象としたもので、1981年にレーダー教授が疑問を呈した一番重要な問題に対する答えは未回答のままである。

ニューカースルアポンタイン大学臨床精神薬理学のヘザー・アシュトン名誉教授が1984年に設立した国民医療保健サービス(NHS)初となる薬物離脱クリニック。
1995年には、無作為対照試験による認知機能検査と、精巧なEEGやMRIスキャンを使った長期のベンゾジアゼピン使用と永久的な脳傷害との関連調査の提案書をMRCに提出。
このアシュトン教授の提案も認められなかった。

ベンゾジアゼピンを乱発処方する個々の医師に対するクレームも増えている。
1984年に胃痛用に筋弛緩剤として処方されたバリウムにより、その後12年間依存に陥ったレイ・ニモーは、2002年に4万ポンドで和解を受け入れ示談。

製薬会社ロシュ社とジョン・ワイス社に対し、およそ 1万7000件の集団訴訟が始まったのが1980年代。
しかし手続き上の遅れや専門性、また費用がかさむなどから、裁判への道は阻まれた。

[中略]

ケーススタディ

サリー州のヴァレリー・ベルさん(67歳)がパニック発作を起こしてロラゼパムを処方されたのは1984年。
2007年に何とか自力で断薬したものの、頭、首、足などに今でも神経的な痛みがあると言う。
脳スキャンが行われたことはない。

「私はエセックスで夫と共に二軒の花屋を経営していました。
素晴らしい社会生活を送り、人生も楽しかった。
ちょうど何度目かのダイエットをしていた時、私はある晩、パーティでパニック発作を起こしたのです。
医師が今は米国製の素晴らしい新薬があるからというので、私は何の疑問も持たずにそれを飲んだのです。
それでもすぐに気持ちが落ち着くことはありませんでした。
医師は、それは私の病気のせいだと言って薬の量を増やし、抗うつ薬もプラスされました。
新薬から新薬へ・・そんなことが何年も続いたのです。
ときにはベッドから起き上がることすらできない日もありました。

これまで32人の医者に診てもらいましたが、それが薬のせいだという医者はひとりとしていませんでした。
アルマーニのスーツに白衣を着たこうした医者を、私は何年も信じ続けたのです。
『もうたくさん』 
私がそう決心して薬をやめるまで15年かかったのです。
5度の減薬で精神的におかしくなり、声が聞こえ、お茶を入れることさえできない状態になりました。
こんな苦しみはだれにも味わって欲しくない。
私たちは家も商売も失くしてしまった。
私たちの人生は薬で台無しにされてしまったのです。」


------
ベンゾジアゼピン (benzodiazepine) は、ベンゼン環・ジアゼピン環・アリール環から構成される、脳の中枢神経のGABA受容体の作用を亢進し、中枢神経の信号の流れを抑制する事によって、不安や興奮などを抑制する働きを持つ物質である。不安や興奮を抑制することで眠気を誘うため不眠治療の薬としても利用される。

このベンゾジアゼピン受容作用を利用した薬をベンゾジアゼピン系と総称し、主に睡眠薬や抗不安薬(マイナートランキライザー)に利用されている。またベンゾジアゼピンが作用する部位によって中枢神経への影響も微妙に異なっており、抑鬱状態の改善や痙攣発作の軽減を行う物質もあるため、抗うつ薬や抗てんかん薬として使われるケースもある。

1960年代頃から使われ始め、バルビツール酸系薬剤に比べ、耐性が出来にくい、毒性が低く比較的安全であるといった特徴が有るため不眠や不安などの軽減用の薬として広く使われている。

ベンゾジアゼピン系は比較的安全と言われているが、アルコールとの併用は奨められておらず、ベンゾジアゼピン受容体の作用で一種の健忘を引き起こす副作用がある薬剤もある。アルコール併用や大量摂取時、高齢者には、逆に不安・易刺激性などが出現することもある(奇異反応、paradoxical reaction)。また長期の服用で依存や離脱症状を起こす場合があるため注意が必要である。

主なベンゾジアゼピン系抗不安薬 (商品名)

クロチアゼパム (リーゼ)
オキサゾラム (セレナール)
メダゼパム (レスミット)
クロルジアゼポキシド (バランス、コントロール)
フルタゾラム (コレミナール)
アルプラゾラム (ソラナックス、コンスタン)
ジアゼパム (セルシン、ホリゾン)
フルジアゼパム (エリスパン)
プラゼパム (セダプラン)
クロラゼプ酸 (メンドン)
メキサゾラム (メレックス)
ロフラゼプ酸エチル (メイラックス)
エチゾラム (デパス)
ロラゼパム (ワイパックス)
ブロマゼパム (レキソタン、セニラン)
フルトプラゼパム (レスタス)
クロキサゾラム (セパゾン)
クロナゼパム (リボトリール、ランドセン)

----Wikipedia より

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