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『教育と児童心理-年次カンファレンス2011』

『教育と児童心理-年次カンファレンス2011』での教育心理学者デーヴ・トラクソン氏 (Dave Traxso) の発表。

Overuse Of Medication


Medical News Today (メディカルニュース・トウデイ)
Article Date: 16 Jan 2011 - 0:00 PST

“Overuse Of Medication To Treat Children's Behavioural Issues Causes Concern, UK”
子供の問題行動に対する薬物の過剰使用を懸念
-「製薬会社に踊らされ、子どもの問題行動に薬を過剰に使用している」と英国の教育心理学者


〈英〉国民医療サービス (National Health Service=NHS)の処方せん薬価当局 ( Business Services Authority)によると、子供へのアンフェタミンの処方が1994年から2009年の間に120倍に急増し、教育関係者と児童心理学者の間で懸念されている。

ニューカッスル・ゲイツヘッドのヒルトンホテルで2011年1月13日に開催の「教育と児童心理-年次カンファレンス」で、公認教育心理学者、デーヴ・トラクソン氏は、こうした問題やメンタルヘルスに問題があるとされた子供たちへの投薬が激増している要因に関する見解を議論。

トラクソン氏は、一時的に眠れないとか、人との交わりに多少の不安があったり、内向的であるなどの子供の行動の問題を薬物を使って対処しようとする風潮に対し、国の再調査を求めている。

「最近までは正常な範囲とされてきた行動や思考過程を示す子供への薬物治療が慢性化し急増していることに、今こそ異議を申し立てる時に来ていると私は強く感じている。

私の意見では、非常に苛酷な状況への子供の正常な反応を、こうして病理化することが密かに進んで、すでに現時点ではそれが蔓延しており、集団社会の児童期の見方を転換させてしまう脅威となっているが、これは長期的には弊害をもたらすだけのものである。

製薬企業の目的はこうした疾患をひたすら経済的利益としてのみ定着させることであり、問題の多くを脳内化学物質のアンバランスによって引き起こされるものであるとして、こうした薬剤製品のさらなる消費を煽っている。薬の過剰な使用は脳の複数の領域に生涯のダメージを与える可能性があることがわかっており、大人の薬物依存を増加させることにもなる。子供を扱う仕事をする一人の専門家として、私はこのことを大いに懸念する。

こうした問題にはもっと公平な研究が必要であり、こうした憂慮すべき習慣に対し、国による再調査が必要であると考えている」と、トラクソン氏は言う。

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フランスの哲学者ミシェル・フーコーの言う「異常者たちに対処する権力装置・監視と管理装置」である精神医学が、すでに子供を含めた社会全体の正常者にまでその範囲を広げていることの一例でもあるニュース。

テロ対策同様、精神疾患の早期介入が巧妙な正当化とともに着々と進む「監視と管理」社会。

そこにどんな未来があるのでしょう・・。

参考資料
教育思想史学会12回大会コロキウム
フーコーの講義録(1975・1976年)を読み解く
 ―『異常者たち』と『「社会を防衛しなければならない」』をめぐって―

原文text

According to the NHS Business Service Authority, some prescriptions of amphetamines for children have increased nearly 120 fold between 1994 and 2009*. This is causing ongoing concern amongst some educational and child psychologists.

Chartered Educational Psychologist Dave Traxson will discussed his personal views on this and other factors that appear to show an alarming reliance on medicating children who are perceived to have mental health issues during his presentation on the 13 January 2011, at the Division of Educational and Child psychology annual conference held at Hilton Hotel, Newcastle Gateshead.

Mr Traxson is calling for a national review of the use of medication to treat children's behavioural issues including temporary sleep problems, mild social anxiety and shyness.**

Dave Traxson said: "I feel very strongly that the time is right to challenge the growing practice of medicating our children for displaying behaviours and thought processes that until recently would have fallen within the normal range. This pathologisation of normal responses to often demanding situations for children, is in my view insidious and pervasive at this time and threatens to produce a collective societal shift of perspective about childhood which can only be detrimental in the longer term.

'In my opinion, the aim of pharmaceutical companies is to colonise these conditions purely for financial gain and they have popularised the idea that many problems are caused by suggested imbalances in brain chemicals which drives further consumption of their products. We know that overuse of medication potentially causes lifelong damage in areas of the brain and possibly increase drug dependency in adulthood. As a professional working with children this causes me great concern. Further impartial research on these issues is needed and I feel a national review of these worrying practices must be undertaken".
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