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ADHD児童は将来犯罪者になる可能性 - エール大学研究者発表

教員の方、なられる方に、是非養っていただきたい「目」

ADHD児童は将来犯罪者になる可能性 - エール大学研究者発表

米国 "The Journal of Mental Health Policy and Economics" 誌に掲載。

全文: http://www.icmpe.org/test1/journal/issues/v12i3/v12i3abs03.html
アブストラクト: http://www.icmpe.org/test1/journal/issues/v12i3/v12i3abs03.html

"Long-term Consequences of Childhood ADHD on Criminal Activities"
「犯罪行為に対する児童ADHDの長期的帰結」

研究者:ジェイソン・フレッチャー (エール大学)
バーバラ・ウォルフ (ウイスコンシン大学)

論文アブストラクトより一部抜粋訳

"Results: The empirical estimates show that children who experience ADHD symptoms face a substantially increased likelihood of engaging in many types of criminal activities. An included calculation of the social costs associated with criminal activities by individuals with childhood ADHD finds the costs to be substantial.
結果:この経験的評価は、ADHDの症状を経験する児童は、将来多くの型の犯罪に関与する傾向が有意に増加することを示すものである。ADHD児童による犯罪行為に関連して被られる社会費用もかなりなものと計算される。

"Discussion: Our study provides the first evidence using a nationally representative dataset of the long term consequences on criminal activities of childhood ADHD. Our results are quite robust to a number of specification checks. Limitations of our study include that our measures of ADHD are retrospective, we have no information on treatment for ADHD, and it remains possible that our results are confounded by unmeasured variables.
議論:われわれの研究は、全米の典型となる犯罪行為に対する児童ADHDの長期的帰結に関するデータセットを用いた初のエビデンスを提供するものである。この結果は多くのスペックチェックに対してきわめて頑強である。ADHDの評価がレトロスペクティブ(後ろ向き)であったこと、ADHD治療に関する情報がなかったことがわれわれの研究の限界であり、結果が計り知れない変数によって混乱している可能性が依然残る。

"Implications: Our results suggest that children showing ADHD symptoms should be viewed as a group at high risk of poor outcomes as young adults. As such, a good case can be made for targeting intervention programs on this group of children and conducting evaluations to learn if such interventions are effective in reducing the probability that these children commit a crime. Development of such intervention programs and evaluating them for efficiency could be dollars well spent in terms of crime and drug abuse averted."
含意:われわれの結果は、ADHDの症状がある児童は、青年期において不良転帰となる高リスク群とみなすべきであることを示唆する。であるならば、こうした児童群に対する介入を目的とするプログラムや、その介入が、こうした児童が犯罪を起こす可能性の減少に効果があるかを評価することが、一つの良き事例ともなりうる。そうしたプログラムの開発および効果評価に要する支出は、それによって防止できる犯罪や薬物乱用に要する支出を下回りうる。

‐‐‐‐‐‐

このような内容の論文発表は、今回が初めてではありません。

ADHD and Crime: Is Your Child at Risk?
ADHD と 犯罪: あなたの子供はアブナイ?
http://www.associatedcontent.com/article/187737/adhd_and_crime_is_your_child_at_risk.html?cat=25

なぜ名門エール大学がこのようにいい加減な論文を発表するのか、もちろんそこには「精神医療ビジネス拡大」の意図が読み取れます。

学校は、「そんな危険な子には、早くプログラムを受けさせるのが学校の責任である」
親たちは、「うちの子が犯罪者になっては大変、早く精神科を受診させて薬を飲ませよう。世間の目もある」
政府は、「後で政府の責任を問われても困る。費用対効果も良さそうだから導入しよう」

精神医療ビジネス拡大の常套手段ですね。

しかし論文には、「ADHD治療に関する情報がなかった」とあります。つまり、被験者となった子供たちの治療歴の有無、どのような治療を受けたのか、薬を服用していたのかどうか・・・そうした情報を一切無視して、「早く早期介入プログラムを導入しよう」と言っているわけです。

去年アメリカでは、一つの大きな事件がありました。
製薬会社からの多額の金銭を受け取りながら適正に申告していなかった疑いや、製薬会社の利益になるように研究データを操作、治験の前に特定の製薬会社の利益となる結果が出るようにとりはからったことから司法の追及を受けたハーバード大学のジョセフ・ビーダーマン博士。日本の発達障害支援の普及にも大きな影響を与えた人物です。

ビーダーマン博士
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/47680816.html

以降それまで右肩上がりだったリタリンやコンサータの処方数に陰りが出始め(ただし「子供用コカイン」としての乱用は急増)、一方でこうした薬剤の危険な副作用や効果を疑問視する研究が次々と発表されています。

○ Abuse of ADHD Drugs on the Rise 「ADHD薬の乱用」:http://www.ajc.com/health/content/shared-auto/healthnews/adhd/630300.html
○ 治療開始24か月を経過すると効果はなくなる(ワシントンポスト誌):http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/03/26/AR2009032604018_2.html?nav=emailpage
○ はたしてADHDの薬剤治療に意味はあるのか:http://psychcentral.com/news/2008/01/23/experts-call-for-new-approach-to-adhd/1825.html
○ ADHD治療薬による突然死:http://www.furiousseasons.com/documents/adhddeath.pdf // http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1290290771&owner_id=22631696
○ FDA、ADHD治療薬による突然死を警告:http://www.fda.gov/Safety/MedWatch/SafetyInformation/SafetyAlertsforHumanMedicalProducts/ucm166667.htm

去年(11/17)の朝日新聞の記事にもありましたが、すでに英国ではADHD、うつ病、統合失調症などの気分障害に対して、危険な副作用のある薬剤治療に依らない認知行動療法が主流となる中、アメリカの「最後のあがき」のようにも思える「グロテスクな論文」です。

「離婚した親の子は犯罪に走りやすい」
「貧乏人の子供は犯罪者になりやすい」

まったく同一線上にある論文です。

こうしたプログラムがアメリカで成功すれば、やがて日本でも導入されることになるかもしれませんね。
精神医療ビジネスには、あまりに無防備な日本ですから…
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