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ポケットに息子の遺灰を入れて二人で走ったボストンマラソン

ボストングローブ紙 (電子版) December 4, 2009
http://www.boston.com/news/local/massachusetts/articles/2009/12/04/kin_sue_harvard_over_sons_suicide/

Kin sue Harvard over son’s suicide
Allege negligence in health services’ drug prescription

父、息子の自殺をめぐりハーバードを告訴
医療施設の薬剤処方に過失?

Harvard sophomore John Edwards was studying to become a doctor and training for the Boston Marathon in June 2007 when he sought help at the university’s Health Services because he could not study for as many hours as some of his friends.
医者になることを目指していたハーバード大学2回生のジョン・エドワーズ君(19歳)は、2007年6月のボストンマラソンに向けて練習に励んでいた。そのころエドワーズ君は、仲間と同じだけの時間の勉強ができないと感じて、大学の医療施設で診察を受けた。

A nurse practitioner prescribed a drug to treat attention deficit hyperactivity disorder, a condition the overachieving Edwards had never been diagnosed with. Later, she prescribed two powerful antidepressants, Prozac and Wellbutrin, when he began complaining of anxiety, depression, and other side effects. Meanwhile, he was taking a fourth drug for acne, Accutane,that has been linked to suicidal thoughts.

ナース・プラクティショナー(修士レベルで診断・処方などができる上級看護師資格の一つ)は彼に注意欠陥多動性障害治療薬を処方。学業優秀なエドワード君がそれまで受けたことのない診断だった。しばらくしてエドワーズ君が不安や鬱、その他の副作用を訴えたため、彼女は強力な抗鬱剤プロザックとウエルブトリンの2種類も処方。実はこの時、エドワード君は4種類目となるニキビ治療薬アキュテインも服用していたが、これも自殺念慮と関連を持つとされる薬。

“The Wellbutrin is having the effect that we were seeking . . . but unfortunately I feel like it has canceled out the anxiety-reducing effects of the fluoxetine [Prozac], as recently I’ve been pretty nervous,’’ Edwards wrote in a Nov. 27, 2007, e-mail to the nurse practitioner, Marianne Cannon. “Let me know if I should schedule to come in and meet with you soon, or if I should change the med plan.’’
「ウエルブトリンは予想通りに効いてるんだけど・・・・でもフルオキセチン[プロザック]の不安軽減効果が相殺されちゃって、うまくいかない。最近イライラがひどい」と、エドワーズ君はナース・プラクティショナー、マリー・キャノンに宛てた11月27日のメールに書いている。

Cannon replied that she was concerned and told Edwards to schedule an appointment with her. Two days later, Edwards, 19, of Wellesley committed suicide in a bathroom at Harvard Medical School by suffocating himself with a plastic bag.
これに対してキャノンは、気になるのでアポイントを取るようにとエドワーズ君に返信。彼がハーバード大学医学部の浴室でビニール袋をかぶって自殺したのはその2日後のことだった。

His father, John B. Edwards II of Wellesley, filed a suit Wednesday in Middlesex Superior Court alleging gross negligence by Cannon; Dr. Georgia Ede, who was the doctor who supervised her; and Harvard College, for causing his son’s wrongful death.
今週水曜日、彼の父親、ジョン B. エドワーズさんは、息子の不法な死亡には重大な過失があったとして、キャノン、その監督医であるジョージア・エイダ医師、そしてハーバード大学に対する訴訟をミドルセックス上級裁判所に起こした。

Harvard released a statement yesterday, saying, “We understand how difficult it must be for John Edwards’ family to cope with such a tragic loss, but we are confident that the care he received at Harvard University Health Services was thorough and appropriate and he was monitored closely by its physicians and allied health specialists.’’
これに対してハーバード大学はきのうコメントを発表し、「大切な人を失うという悲しい事態に、エドワーズ君のご家族の苦しみはいかばかりかとお察し申し上げます。しかしハーバード大学医療施設でご子息に対して行われた医療は、徹底して適切なものであり、医師ならびに連携の専門スタッフが密に観察をしていたと確信しております」と述べた。

Lisa G. Arrowood, a Boston attorney who represents Edwards, said, “We’re alleging that the supervising physician in this case did not do her job, which was to supervise the nurse who didn’t have medical training that a physician has. She was writing prescriptions for powerful drugs that were inappropriate in this combination and are associated with an increase of suicide.’’
家族の代理人であるボストンの弁護士、リサ・G. アロウウッドさんは言う。「ナース・プラクティショナーには医師ほどの医学知識はないわけですから、それを監督する立場にある医師の監督責任が問題。ナース・プラクティショナーは自殺念慮を増加させる強力な薬を不適切な組み合わせで処方しています」。

The US Food and Drug Administration has warned that anyone taking Accutane, Prozac, or Wellbutrin should be monitored closely for suicidal thoughts.
アキュテイン、プロザック、ウエルブトリンなどは、米FDAが自殺念慮に対して十分な観察が必要としている薬である。

“If a college such as Harvard cannot properly care for somebody like Johnny, I think it’s very concerning who can,’’Edwards’s father said. “They are leaders in medicine and psychiatry, and it’s just astounding that at a school such as Harvard that something like this could happen.’’
「ハーバードともあろう大学が、息子のような患者に適切な医療を施せないというのなら、いったいどこにかかればいいんだ」と父親は言う。「ハーバード大学と言えば、医学や精神医学の指導者的立場にある大学だ。そんな大学でこんなことが起こるとはあきれ返る」。

Edwards was class president and valedictorian of Wellesley High School class of 2006 and played on the school’s championship tennis team. His father said he was an A student at Harvard and was conducting stem cell research at Harvard Medical School.
高校時代は学級委員、2006年の卒業総代に選ばれ、優勝校のテニス選手でもあったエドワーズ君。ハーバードでも優等生で、医学部では幹細胞を研究していたと父親は言う。

He said he “thought it was bizarre’’ when his son told him he had been prescribed medication for attention deficit disorder, because “he never had an attention issue.’’
そんな父親が「奇妙に思った」のは、息子から注意欠陥多動性障害治療薬を処方されたと聞いたとき。「それまで注意力に問題があったことなんか一度もなかった」からだ。

The suit accuses Cannon of prescribing Adderall, an amphetamine, which caused Edwards to have chest pains and anxiety, then several months later prescribing Prozac and then Wellbutrin, even though Edwards told her he had taken Prozac when he was younger and experienced “out-of-control feelings.’’
訴えによると、キャノンはアンフェタミンのアデロールを処方、それが原因でエドワーズ君は胸痛と不安を起こし、以前プロザックを服用した時に「感情が抑えきれない」経験をしたことがあるという話をエドワーズ君から聞いていながら、キャノンはその数ヵ月後、プロザック、さらにウエルブトリンを処方したとしている。

Edwards said his son was upset by a break-up with a girlfriend two months earlier, but there was no indication he contemplated taking his own life. He was training for the marathon and had created a Harvard College Marathon Challenge Web page, with a goal of raising $2,000 for two charities. “In six months, I hope to cross the finish line of the Boston Marathon,’’ Edwards wrote.
父親の話では、エドワーズ君は亡くなる2か月前にガールフレンドと別れ、動揺していたものの自ら命を絶つような様子はなかった。マラソンのトレーニングを行い、2つのチャリティー基金のために二千ドルの目標を立てて「ハーバード大学マラソンチャレンジ」というホームページも立ち上げていたと言う。「半年後、ボストンマラソンでゴールするぞ」とエドワーズ君はホームページに書いている。

His father said he last saw him when he dropped him off at his dorm two days after Thanksgiving. “He seemed to be in a good mood,’’ Edwards said. “I gave him a kiss on the head and hugged him. He hugged me. I told him I loved him and left. He seemed to be fine.’’
感謝祭の2日後、父親は寮まで息子を送って行ったが、それが息子の姿を見る最後になった。「機嫌はよさそうだった」とエドワーズさんは振り返る。「頭にキスして、ハグしてやった。息子も私をハグしてくれた。愛してるよと言って別れたんだ。元気そうだった」。

Edwards said his son, a guitarist, was planning to perform “High and Dry’’ by Radiohead with a friend at a talent show the night after his death. The show was canceled because of the suicide, then held three months later. His only sister, Julia, now 16, learned the song and played it in his memory.
父親の話では、ギタリストでもあったエドワーズ君は、自殺のあったその日の夜、仲間と一緒にタレント・ショーでレディオヘッドの「High and Dry」を演る予定だったと言う。エドワーズ君の自殺でショーは延期され、3ヶ月後に行われた時には妹のジュリアさん(16)が曲を覚え、兄の代わりに演奏した。

Edwards said he always hated to run, but after his son’s death he started training and ran the Boston Marathon this year.
走るのは嫌いだと言う父親のエドワーズさん、彼は息子の死後トレーニングを始め、今年のボストンマラソンを走った。

“I put some of Johnny’s ashes in my back pocket,’’ Edwards said, his voice cracking. “Together we ran the marathon.’’
「後ポケットに息子の遺灰を入れといたんだ」と語る父親の声は震えていた。「二人でマラソンを走ったんだよ」。


ーーーーーーーーー

精神疾患・障害の診断のあいまいさ・向精神薬をはじめ抗精神病薬の危険な副作用がよくわかる痛ましいニュース。

なぜ父親は息子からADHDの診断を受けたことに疑問を感じながら何もしなかったのか。
なぜ息子自身医学生でありながら、安易にこうした薬を飲んだのか。
現在の医学・医療教育、医療の体制、そして何よりもその背後に巨大な力が関与している気がします。

このニュースで評価できるのは、しっかりと薬剤名を挙げているところ。
向精神薬が慎重なモニターの必要な薬であることを警告してくれているところ。

おそらくこうしてニュースになる自殺は氷山の一角。
日本では薬の関与すら疑われることはないでしょう。

精神医療・・・・不気味な分野です。


医学の知識を超えた領域

『4種類以上の薬を飲んでいる患者についての比較対象試験はこれまで行われたことはなく、3種類の薬を飲んでいる患者についての試験もほんのわずかしか行われていない。4種類以上の薬を飲んでいる患者は医学の知識を超えた領域にいるのである。』

ドクターズルール425 (南江堂) より
http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=2223261

つまり日本では患者の多くが「医学の知識を超えた領域」という、なぜか神の領域と勘違いしてしまいそうですが、それとは全く反対のとんでもない医療を受けていることになります。

この記事で思い出すのは、精神科医の笠先生。
先生によると、「東大・京大、全部ペケ、特に公立・大学病院なども全滅」なのだとか。
ハーバードもペケが判明(そういえばビーダーマンもハーバード)。

ではまともな医療とは?

以下、笠先生の「毒舌流 まともな医療をどう見分けるか?!」よりいくつかピックアップ
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/4511/dokuzetumatomonairyou.htm

『多くの患者さん達が、よりよい医療を求めて、ドクターショッピングを続けている。我々精神科(心療内科)領域は、それが最も顕著に見られる所である。それは極言するならば、「まともなところが無い」からであろう。松山だけが.........愛媛だけが.........と思ってきたが、医療雑誌などを読んでいると、これは全国的な問題のようである。学会誌に載る論文など、クソのようなレベルなのだ。

 「薬漬け医療」が問題視されるのは、他科も同じだろうが、精神医療のひどさは世界でもトップクラスと思われる。抗精神病薬の単剤投与が、台湾90%、香港85%、中国80%、韓国65%に比べ、日本では20%に過ぎない。一方、3剤以上の多剤処方に於いては、台湾1%、香港0%、中国1%、韓国20%に対し、日本は40%となっている。』

1)まずは当然ながら、医師による説明(病名、治療法、予後、処方薬........等)がきちんとされているかどうか。

2)症状だけを聞き、生活背景や生育歴などには立ち入らない.........つまりケースワークが無いところは、単なる「薬屋さん」であろう。

3)「人格障害」という診断名を平気でつける医者は、要するにご本人が「人格障害」である。診断がつかないからなんでもかんでも「人格障害」にして、抗精神病薬をドンドン出したりする。「ボーダー」とか「境界例」とかを簡単に使う医者は、結局なんにもわかっていないのだ。

13)処方がややこしい医者。例えば、(朝、昼、夕)の薬と眠前薬と、(朝、夕)の薬と朝だけの薬.........とかを、整理せずにゴチャマゼに処方する医者はペケ。こんなもの飲めるか?!

14)「アルコール依存症」を単なる「酔っ払い」のようにしか扱わない医者はペケ。

15)患者本人が、「入院を」と言えば入院、「退院を」と言えば退院にしてしまう医者には、主体性など微塵も無い。

16)今では珍しいが、入院希望者が来ると、なるべく開放病棟で診ようとする医者はマル。

17)逆に「入院させてほしい」と自ら受診しても、「一応規則だから、はじめは保護室(あるいは閉鎖病棟)に入って下さい」などとぬかす医者はペケ。

18)同じく「入院させてほしい」というのに、アレコレ理屈をつけて入院を受けたがらない医者も多い。中には「昼休みだから、入院は明日にしなさい」とまで言うのも居る。

19)「退院したい」と言っても、「帰るところが無いからムリ」といつまでも退院させないケース。帰るところを作るのが、テメエの仕事じゃないのか?!

20)診察室だけでは「症状」の一部しか見えない。往診してその人の生活全体から学ぶ機会が必要である。ところが家族が相談に行くと、「連れて来ないと診れない」と、スマシた顔でのたまう医者たち。こんな医者のところには、連れて行ったとしてもまともには診てもらえないだろう。

21)まともな薬物療法もできずに、「難治例」だと決めつけ、電気ショック療法(ECT)をやりたがる病院、あちこちの大学病院や大精神病院に多く、又それを恥ずかし気も無く、論文にして発表したりする。いずれにしろ、大学病院こそが荒廃した精神医療の元凶である。「

ウチはそんなことない!」と反発する根性があるのなら、ぜひ文句の一つでも頂きたい!!

23)不登校による混乱を「統合失調症」にしてしまう医者は免許を取り消すべし!

(追記)
 やっぱり、ゆっくり話しを聞いてもらえるところが一番!
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