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製薬企業/医療機器メーカーと、医師、大学、国との癒着

製薬企業/医療機器メーカーと医師、大学、国との癒着

こうした「利害衝突」= 金銭的つながりの規制に向け、真剣な取り組みの進むアメリカ。

ニュージャージー州司法長官アンネ・ミルグラム女史は、このたびさらに新たな規制の導入を州のホームページ上で公開。
http://www.nj.gov/oag/newsreleases09/pr20091203b.html

“It is critical to minimize the potential for conflicts and it is critical that patients are made aware of any financial relationship between a physician and a pharmaceutical company or medical device manufacturer. Such relationships could bias medical decision-making,”
「衝突の可能性を最小限にとどめることは極めて重要なことであり、また患者が医師の製薬企業や医療機器メーカーとの関係を知らされることは大きな意味を持つ。そのような関係は医学的意思決定を偏らせうる。」

として ・・・

特に「ギフト」に関しては、現金、食事・食べ物、旅行、コンサルタント料、研究資金、その他を含め、過去2年間に二百ドルを超えるものの開示を医師に求めている。

また開示には、企業名、価格/価値/金額、日付、報酬の種類、製品名を含めるものとし、それがマーケティング、調査教育、特定の製品に関するものであるかどうかの開示も求められる。

医師や医療従事者への「食事」など、もはや「常識」の日本。

一方、今回の規制では・・・
Drug and device makers wouldn’t be allowed to provide docs and their staffs with free food in any venue and docs would be required to pay the fair market value of their meals when attending unaccredited educational or promotional sessions organized by drugmakers.
製薬企業ならびに医療機器メーカーは、医師やそのスタッフに対し、いかなる価値のものであれ無料の食事を提供してはならない。また医師は製薬企業の開催する教育用あるいは販促用セッションに参加するときは、そこで提供される食事には、市場相場に照らした相当の支払いを自らが行うこと。

どえらい違いです・・・。

‐‐‐‐‐‐‐

利益衝突に関する大学の取り組み。

「Conflict Review Committee / 利益衝突調査委員会」設置-ミネソタ大学
http://www.instcomp.umn.edu/coi_committee.html

大学の学部や医療センターの医師たちを調査・監視する委員会。

製薬企業や医療機器メーカから受け取る研究補助金・コンサルタント料・その他すべての金銭授受を申告し、監査を受けることに。

この大学の精神科医、スコット・クロウは、2002年から2008年の間に複数の製薬企業から$273,000 受け取っていたことが州の薬理委員会の記録から判明。

また外科医、デイビッド・ポリーは、メドトロニック社(医療機器)とのコンサルタント契約で多額の報酬を得ていたことから、現在非難轟々の嵐の中。
http://m.startribune.com/articles/194899279 (ミネアポリス・スター- トリビューン紙)

どうも日本では「研究資金不足のため、製薬企業からの資金援助はやむなし」という認識が、何らの「開示」も行われることなく合意されてしまっています。

このあたり、叩けば相当埃が出るでしょう。

‐‐‐‐‐‐‐
ニューヨーク・タイムズ紙 December 7, 2009
http://www.nytimes.com/2009/12/07/health/policy/07grassley.html?_r=1

"Senator Grassley Seeks Financial Details From Medical Groups"
グラスリー議員、医療団体に金銭的詳細を求める


"A top Republican senator, Charles E. Grassley, has sent letters to the American Medical Association, the American Cancer Society and 31 other disease and medical advocacy organizations asking them to provide details about the amount of money that they and their directors receive from drug and device makers."
「共和党議員のトップ、チャールズ・E・グラスリー議員は、米国医師会、米国癌協会、その他、疾患、医療擁護団体の31組織に対し、団体ならびに団体幹部が、製薬企業や医療機器メーカーから受けている金銭供与額の詳細を明らかにするようにと文書で求めた。」

アメリカ最大の精神疾患家族会である「全米精神疾患同盟(NAMI)」の幹部が製薬企業からコンサルタント料を受けとり、その製薬会社の特定の薬を求めに応じて積極的に家族会の患者に勧めていたことを暴露したグラスリー議員。

今度は全米医師会をはじめ、各医学会の切り崩しにかかったようです。


本腰を入れて利害衝突に取り組むアメリカに比べ、日本はその「気配」すらありません。


医療改革を叫ぶのであれば、その背後にある「巨大な非常識」に目を向ける必要があります。

その他、グラスリー議員が回答を求めた「その筋」では有名な精神関連の団体

TeenScreen
http://www.teenscreen.org/

Depressuin and Bipolar Support Alliance (DBSA)
鬱病・躁鬱病支援連合
http://www.dbsalliance.org/site/PageServer?pagename=home

Mental Health America (MHA)
メンタルヘルス・アメリカ
http://www.nmha.org/

Children and Adults with Attention Deficit/Hyperactivity Disorder (CHADD)
http://www.chadd.org/
(アメリカでADHD を有する者の一番大きな非営利団体)

Screening for Mental Health Inc
http://www.healthfinder.gov/orgs/HR2697.htm
http://www.mentalhealthscreening.org/


========
参考
米国FDAは、透明性を高める道を探る
http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=256

BMJ誌が「製薬企業と、医療専門家、患者との理想的な関係とはどうあるべきか?」を特集
http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=255

営利目的の外部治験審査委員会の実態暴かれる
http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=260

FDA透明性推進タスクフォースが立ちあがりパブリックシティズンが証言
http://www.yakugai.gr.jp/attention/attention.php?id=259
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