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脳のセロトニンを著しく枯渇させる抗うつ薬SSRIs

SSRIsMarkedlyDepleteBrainSerotonin.jpg

Psychology Today

Mad in America
History, Science, and the Treatment of Psychiatric Disorders
by Robert Whitaker

New Rat Study: SSRIs Markedly Deplete Brain SerotoninStudy helps explain SSRI "discontinuation syndrome"
http://www.psychologytoday.com/blog/mad-in-america/201011/new-rat-study-ssris-markedly-deplete-brain-serotonin

≪全訳≫

ラットによる新たな研究:: 脳のセロトニンを著しく枯渇させる抗うつ薬SSRIs
SSRIによる「断薬症候群」の解明につながると期待

抗うつ薬、SSRIが長期にわたってどのようにセロトニン作動系に影響するのか、またSSRIの突然の中止が非常に問題の多い場合があるのはなぜか-その解明に役立つオランダ人治験総括医らによる研究が、間もなく "Neurochemistry International "誌に発表される。同時にSSRIsは脳内セロトニン量を「増加させる」という偽りの大衆信仰を科学がどのように創り出してきたかをこの研究は教えてくれる。

研究では、シタロプラム (抗鬱薬:商品名「セレクサ」)をラットに2週間与えたのち(対照群もおく)、突然投与を中止する群、さらに引き続き3日間投与する群にラットを分ける。その後ラットを解剖し、脳組織を分析。研究者はこの投与計画を「長期治療パラダイム」に例えた。

薬剤投与を維持したラットでは、17日間後のセロトニン量が対照群との比較において「脳の9領域で平均60%減少」していた。この喪失は薬への代償性反応の一部であるように思える。SSRIがシナプス間隙のセロトニンの正常な再取り込みを妨げるため、この神経伝達物質が標準より長期間細胞外間隙にとどまり、その反応として脳内セロトニンの合成が劇的に減少する。その結果、脳組織におけるセロトニン量が最後は著しく使い果たされた状態になる。

同時に、シタロプラムの離脱は、ラットのセロトニン作動系に不安定な変動をもたらす引き金ともなっていた。脳内神経伝達物質の合成は正常レベルをわずかに上回る程度には上昇したものの、薬がシナプス間隙のセロトニン再取り込みをもはやブロックしなくなるにともない、セロトニンの「細胞外」レベルがこの退薬期間中に低下する傾向にあった。また、退薬期間中には「セロトニン代謝回転」の劇的な亢進があり、これは急速にシナプス間隙に放出されたセロトニンを酵素が代謝物に変換し、老廃物として取り除かれていたことを意味した。それはシナプス間隙のセロトニンも同様に枯渇させていたであろう。

セロトニン作動系がこの劇的な変動を受けていた退薬期間中、ラットは大きな音に対して「強い行動反応性」を示した。人がSSRIsを断薬した場合、「攻撃性、易刺激性、扇動、不安、および抑うつ気分」を特徴とする「断薬症候群」を経験する可能性を、研究者は指摘する。

こうした結果は注目に値するものではあるが、驚くにはあたらない。脳内セロトニンがSSRIによる「長期」の治療に反応して激減するという研究結果は、今までの研究とも一致している。また、SSRIの離脱に関連して起こる問題も、すでに広く知られている。しかしながら、SSRIsが脳内化学物質を「正常化」するわけではないことのエビデンスが、またさらに積み重ねられたことになり、SSRIsの離脱がなぜ長期にわたって問題となり、またなぜこれほど苦しいものになるかをこの研究は教えてくれる。

研究者の結論は、「セロトニン量の顕著な減少およびその合成が限定されてしまうことが、SSRIによる長期の治療の間に脳のセロトニン伝達を複合的に不安定にしている可能性がある」。こうした薬剤を突然中止することは、「これらの複合的影響がSSRIによる治療効果を危険にさらし、行動の変化を促してる可能性がある」とする。

―――――
NOTE

○ 筆者 Robert Whitaker (ロバート・ウィテカー)氏について

医療・科学分野を専門とする調査報道ジャーナリスト。
精神医療と製薬企業に関する記事でPolk賞(医療部門)・National Association of Science Writers賞を二度獲得。
また、精神医療による虐待をシリーズで取り上げた記事により、ピューリツァー賞の最終選考にノミネート(1998)。

デカプリオ主演の映画、「シャッター・アイランド」は、彼の著作「Mad in America」をヒントにしたといわれている。

(検索用)
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